3/11 品の川用水探訪第2弾 堰作り

 

 品の川用水は、明治10~11年にかけ、粟又・小沢又・面白・小田代の4集落A=17haの水田を灌漑するために、中村伝治が私財を投じ、取水口(今回堰き止める箇所)から②の地点まで約L=6kmをトンネルと開水路により作った水路である。

 今回は、取水口~修業橋までの約3.5kmの水路の点検と流し普請を行った。

 図面でもわかる様に、この水路は全延長の約9割がトンネルであり、当時の技術力の高さと、難工事が容易に想像できると同時に、そこまでしてもこの用水が地域にいかに必要だったのか・・・そんな思いをめぐらせていただけると思います。

 

 県内から17名の参加者を迎え、品の川を通り、堰へ向かいます。

 

 途中の、会所の滝で記念撮影を行いました。

 

 品の川堰へ向かう途中で、Y君はお母さんを待っていました。

 

 参加者の方の背負い籠には、飲み物とお弁当が有りますので、声を掛け合い、慎重に歩いていました。

 

 品の川と2級河川養老川の合流点で、老川用水組合の皆さんが待っていてくださいました。

 

 地元の方から品の川用水の歴史と作業手順の説明を受けました。

 

 参加者と組合員で資材を運び、堰作りを行いました。

 

 堰は、角材で柱を建て込み、それに板を釘で打ち付けます。

 

 板の隙間から、漏水を防ぐためビニールで止水を行います。

 

 作業は、参加者と組合員が一体となり、行いました。

 

 養老川の水は、完全に堰き止められています。

 

 堰が出来上がり、養老川の水位が上昇してきました。

 

 用水路内では、小学1年生のY君も土砂撤去を行っていました。

 

 用水路に水が流れるまでの間、参加者の皆さんが土砂撤去を行ってくださいました。

 

 

 

 養老川の水位が上昇し、水路に通水しています。 

 

 用水路の途中に窓(土砂等を流し出す場所)が有り、流し普請(水勢により土砂等を流し出す事)を行いました。

 

 

 

 昼食は、やまびこの皆さんがお弁当を用意してくださいました。

 

 品の川用水での昼食風景です。

 

 

 

 品の川用水は、河床から5m程度上流に位置しています。

 

 下流の流し普請箇所へ向かう途中、品の川用水が土砂崩れにより堰き止められ、用水が滝の様に溢れ出していました。

 

 参加者の皆さんと組合員の皆さんで土砂撤去を行い、無事通水しました。

 

 

 

 品の川用水は、トンネルや水路が混在しています。

 

 最後の流し普請箇所です。

 

 Y君も上手にスコップを使っています。

 

 全長6kmの品の川用水を、老川用水組合11名の皆さんが維持管理をしています。

 途中の土砂崩れ箇所は、トンネル箇所に挟まれた箇所でしたので、通水により通水疎外が分かりました。参加者の皆さんのお力を得て、短時間に土砂撤去を行う事が出来ました。

 昭和40年代には、組合員数が90名を超えていましたが、現在は上記のとおり11名です。このため、この地域遺産を今後どの様に後世へ引き継いでゆくのか、手探り状態で品の川用水探訪を企画させていただきました。

 組合の皆さんもご参加いただきました皆さんの頑張りに感謝していました。これをきっかけに、組合員の皆さんと今後の品の川用水維持管理の在り方を検討してゆきますので、ご助言等をいただければ幸いです。

 また、ご家族やご友人をお誘い、品の川の涼を味わってください。

 ご参加いただきました皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    土屋 治雄 (木曜日, 16 3月 2017 19:22)

    ご苦労様でした。
    品の川用水のように電気に頼らない用水路は大多喜に何カ所あるのでしょうか。
    わかっていたら教えてください。
    水田がある限り用水はなくてはならないものです。
    森宮地区、上瀑地区などは夷隅川から電気モーターで汲み上げています。
    昔は水揚げ場などと言って、泳いだりもしてました。
    今は配管しレバーをひねれば水が出るようになってる地区が多いのでしょうね。
    2・5穴による自然力だけで水田に用水を供給しているのが貴重だと思います。
    大多喜水道も同じ原理ですが、町営水道に変わりました。
    今も現役で使っていることがすごいと思います。貴重な農業遺産だと思います。

古民家再生プロジェクト
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